起業するきっかけになった26歳女性の出産後ママ

病院で働いていた時のことです。

 

26歳の若い女性の患者さんが来院されました。

 

 

後述しますが、彼女との出会いが自分を起業へと振い立たせる

大きな要因となったんです。

 

私はCT検査室で仕事をしていました。

するとそのママが検査を受けにゆっくり歩いてきます・・

 

友達にもいそうな、かわいらしい感じの

ほんとふつーの女性です。

 

でも、、

 

なんだかすごくきつそう・・・

ハァハァと息が切れる感じ・・・

 

風邪?肺炎?

 

よくわからないけど若いしたいした病気じゃないだろう・・・

と思いましたが、実際にCTを撮ってみて愕然としました。

 

なぜか?

 

それは左肺を覆いつくすほど大きな腫瘍があったんです。

20cm・・いやもう少し大きいでしょうか・・

 

大きすぎて心臓を圧迫している状態です。

息切れや辛さの原因はこの巨大な腫瘍のためでした。

 

CT上はすでに胸膜などに転移している状態。

 

この時点ですでに予後が相当悪いのがわかります。

 

 

その瞬間、胸がきゅーと締め付けられる感じがしました。

 

カルテを見ると

「子供を出産したばかり」

と書いてあります。

 

つわりや妊娠中だからきついんだ、、と思っていたが

出産後もよくならないということで来院。

 

私にも2人の小さい子供がいます。

 

子供たち、そして妻との時間は幸せいっぱいで

これからの人生が楽しみでしょうがなく

たいへんなこともあるでしょうけど

すべては家族のために頑張れます。

 

 

ですが目の前にいるママは産まれたばかりの子供を残して

亡くなってしまうかもしれない・・・

 

その無念さや人生これからという時なのに

先に逝ってしまうかもしれない状態を考えた時に

自分がもし同じ状況だったらと考えると

感情移入してしまい、胸がきゅーと締め付けられたんです。

 

実際、手術ができないほど全身状態が悪く

3か月後にお亡くなりになりました。

 

私はCTの画像を見た後にそのママに

なんて話しかければいいのか分からず

ただ茫然と見送ることしかできませんでした。

 

そのときふと、、

こんな辛そうなママを目の前にしながら

何もしてあげることができない自分の無力さ

に愕然としたのを覚えています。

 

正直、医師であってもどうしようもない状態です。

 

ですが、自分の知り合いのように感情移入してしまった

私は無力感を覚えました。

 

 

 

続きは次回・・・

 

 

 

 

 

 

 

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